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【フィリピン国内移動】ビコールインターナショナルエアポートとそこからの移動の仕方

海外旅行に行く時に、インターネットでいろいろ検索しますが、地方のことってなかなか見つけられないですよね。特に、日本人がよく訪れるような観光地ではない場合、情報が得られないこともしばしば。

私は今回、フィリピンのBicol(ビコール)地方にあるDonsol(ドンソール)という町を訪れたのですが、日本語検索では行き方や観光情報がほぼ見つけられませんでした。Googleの口コミには日本人のコメントも出ているので、訪れている人はそれなりにいるようです。

そこで、備忘録も兼ねて私が移動に使ったものや、人から聞いた行き方をまとめておきたいと思います。

ビコール地方の都市

マヨン山

ビコール地方にはマヨン火山という綺麗な三角形の山があります。山の頂上からは噴煙がモクモクしています。この地方のシンボルです。レガスピやダラガをまたいでそびえたっています。

また、チリ(唐辛子)の産地でチリ入りのアイスクリームが町の名物です。

ビコール地方の一番大きな町はRegazpi(レガスピ)です。モールがあったり、各地方へ出発するバスターミナルがあったりと、人で賑わっています。

空港のある町はDaraga(ダラガ)です。ダラガには有名な観光地があります。Cagusawa Ruinsという教会の跡地で、マヨン火山の噴火によって教会が埋まってしまい、そのうえに古い教会を持ってきた場所のようです。土日はとくにフィリピン人の家族連れで賑わっています。

カグサワルインズ

そして、ジンベエザメと泳げる町、Donsol(ドンソール)が3番目に大きい町で、私が訪れた場所です。野生のジンベエザメと泳ぐツアーが人気です。

その他にも、温泉やピンクビーチなど山も海も楽しめる地方となっています。


マニラからビコールへ

マニラからビコールへの行き方は飛行機とバスの2種類あります。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の旅行スタイルに合わせて選びましょう。

Map

①飛行機

フライト時間は約1時間半です。マニラのニノイ・アキノインターナショナルエアポートから出発してビコールインターナショナルエアポートに到着します。

航空会社は、セブパシフィックとフィリピンエアラインズの2社が運行しています。

飛行機によって、ターミナルが違うので注意しましょう。私が利用したセブパシフィックは、第3ターミナルから出発でした。(帰りは第4ターミナルに到着するので、乗り継ぎがある場合、時間に気をつけてください)

価格は予約時期によって変動します。私は2週間くらい前に予約して約1万円でした。

フィリピンは国内線の場合は約2時間前に空港に到着することが推奨されています。Webチェックインは搭乗時間の1時間前までです。

時間に余裕を持って行動しましょう。

また、ニノイ・アキノインターナショナルエアポートはゲートがよく変更されます。搭乗券に記載されているゲートを信じ込まずに、ボードで逐一確認しましょう。でないと、私のように乗り遅れなんてことが起きてしまうかもしれません。

②バス

バスの所要時間は約12時間です。マニラのクバオやパサイにあるバスターミナルから出発してレガスピのバスターミナルに到着します。

バスは利用していないので、詳しくはわかりませんが夜に出発して、朝に到着するバスを友人は利用していました。

価格は、通年通して変わりませんが、バスのグレードによって価格が違うようです。エアコンバスで1200~1400ペソくらいと言っていました。


ビコール地方へ到着後の移動方法

飛行機とバスで到着地が違うので、それぞれご紹介します。

①飛行機

ビコール空港

飛行機の到着地はビコールインターナショナルエアポートです。インターナショナルとは行っても、現在はマニラとセブにしか就航していません。

飛行機から降りて荷物をとったらすぐ出口です。出口から出る前にトイレは2箇所あります。ここで済ませておきましょう。

外に出ると、たくさんの人がいます。
そして、「レガスピ?」「タクシー」「どこ行くの?」「120ペソオンリー」と声をかけてきます。
この人たちが声がけしてくる金額がどうやら現在の正規運賃のようです。

空港から目的地へ直接タクシーで行きたい場合は、目的地別に金額が載っている一覧を見せてくれるので、その金額を支払います。ドンソールまでは3500ペソでした。

安く済ませたい場合は乗合バンを利用して、まずはレガスピのバスターミナルまで行きます。120ペソです。レガスピに行きたいと言えば、バンに案内してくれます。バンがいっぱいになったら出発です。

バンには荷物を積める量が限られています。大きなスーツケースがある場合は、ちょっと大変かもしれません。

ダラガが目的地の場合は、レガスピの手前なので途中で降ろしてくれますが、金額は同じ120ペソです。


よく、マニラの空港などでは声をかけてくる人はぼったくりと聞くので、私は最初はこの人たちをスルーしました。そして、ポリスにドンソールに行きたいことを話して行き方を聞いたところ、金額も行き方も同じで結局この案内人?のところに連れて行って、「ドンソールに行きたいんだって」と伝えてくれました。

②バスの場合

バスでマニラから到着する場所は、レガスピのバスターミナルです。バスターミナルで、次の目的地への乗合バンを探しましょう。


レガスピのバスターミナルから目的地へ

レガスピバスターミナル

レガスピのバスターミナルについたら、その先の目的地がある人は行き先の書いてある看板を探します。そして、目的地への乗合バンに乗ります。このバンも人数が揃い次第の出発です。すぐに出発する場合もあれば、1時間以上待つ場合もあります。

私はドンソール行きだったので「DONSOL」と書いた看板の下にあるバンのところに行きました。一応、間違いないかバンの近くにいる人(運転手?)に「ドンソール行きたいけどこれ?」と確認してその時に料金も確認しました。ドンソールまでは120ペソです。

私がバンを利用した時は、15人乗りのバンだったのですがなかなか人数が集まらず剛を煮やしたフィリピン人女性が、「集まらない分の金額をみんなで折半したら出発してくれるか?」と交渉し始めて、1人150ペソで人数に満たずの出発となりました。おかげでバンにゆったり乗ることができました。

乗合バンは時間に余裕がある人、ローカルらしさを体験したい人へオススメします。

目的地がレガスピの人は、ホテルや観光地へトライシクルで移動しましょう。レガスピ内なら100ペソ以下で移動できると思います。

レガスピとダラガは「grab」もあるようなので、「grab」を利用してもいいかもしれません。

レガスピやダラガから空港へ行く場合

ドンソールからの帰り道、レガスピまで乗合バンで移動し翌日のバンの場所を確認しておこうと思ったのですが、見つけられませんでした。

そこで、近くにいた警備員に聞いたのですが、私の英語がうまく伝わらなかったのか、彼が場所を知らなかったのか、結局乗合バンの乗り場はわかりませんでした。「タクシーで行ったらいいよ!500ペソくらいだよ」と言われました。

結局、私の宿泊先はバスターミナルよりダラガ方面だったこと、また、観光してから空港に向かうため、バスターミナルには戻らないことから、乗合バンの必要性はなくなりました。

①宿泊先のトランスポートを利用する

宿泊先によっては、空港までのトランスポートを手配してくれる場合があります。出発まで荷物を預かっていてもらうこともできるので、身軽に観光し宿泊先から移動する手軽な方法です。

②「grab」を利用する

レガスピとダラガは「grab」が走っています。アプリを使って「grab」を呼ぶ方法は手っ取り早いし、どこからでも使えます。観光地からこれを使って真っ直ぐ空港に行くことも簡単にできます。

※「grab」は東南アジア版の「Uber」のようなものです。

③トライシクルを利用する

トライシクル

その辺を走っているトライシクルを止める、または声をかけてきたトライシクルに乗るという手段もあります。

一般的に、トライシクルは安いです。でも、観光客の場合や距離によっては、高い金額を言ってくる人もいます。また、タガログ語しか話せない人もいます。

その辺も踏まえて、交渉できる場合はトライシクルを利用するのも一つの手です。「grab」より高い金額を言ってきたら、「grab」使うと言ってみてください。だいたい、「grab」より安くなります。


自分に合った移動手段で旅を楽しもう

旅に移動はかかせません。その移動が自分に合うか合わないかで、心地よさも変わってくると思います。

自分が優先したいことは何か?
時間なのか、費用なのか、快適さなのか、はたまたその国らしさなのか。
また、1人なのか2人なのか、グループなのかによっても変わってくると思います。

自分の旅のスタイルに合わせた移動方法でストレスなく移動しましょう。

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